5月17日、工業情報化部電子信息司、河北省科技庁、廊坊市人民政府、固安県人民政府の指導の下、中国光学光電子行業協会液晶分会(CODA)、国際半導体製造装置材料協会(SEMI)、中国OLED産業連盟が共同主催し、華夏幸福基業股份有限公司、Visionox社が運営した「第六回中国OLED産業発展フォーラム」が河北固安国際創業中心で開催され、多くの日系企業の方々に参加していただきました。前日の歓迎パーティーおよび翌18日には、Visionox工場見学と日系企業との対面会も行われ、3日間にわたるイベントを成功裏に終えることができました。
今回のフォーラムでは、新型ディスプレイ産業の発展動向にともない、「ユビキタス時代のどこでもディスプレイ」をテーマとし、国内外のOLED産業チェーンに関わる多くの専門家や学者および中日韓の企業代表が一堂に会し、産業の川上と川下の協力及び産学研の協力など活発な議論が行われました。
第六回中国OLED産業発展フォーラム
複数の特別ゲストから多くの重要なメッセージが発信されました。
主催者代表挨拶
中国光学光電子行業協会液晶分会
常務副理事長兼秘書長 梁新清
基調講演
『液晶ディスプレイ誕生50周年を記念した、今後5年間における中国本土パネルの生産能力と技術革新の分析』
中国科学院院士 欧陽鐘灿
基調講演
『「ユビキタスディスプレイ」時代における、フレキシブルOLEDの歴史的使命』
Visionox革新研究院院長 黄秀頎
基調講演
『フレキシブル視界・融創未来』
京東方テクノロジーグループ副総裁 劉暁東
基調講演
JOLED’s Printed OLED Technology
JOLEDチーフテクノロジスト
荒井俊明
参加者は講演内容に真剣に耳を傾け、記録をとっている
基調講演
Looking into 2nd growth stage of OLED industries
東京海上アセットマネジメント
シニアアナリスト 光田寛和
パネルディスカッションにおいて、各専門家と参加者は「中国OLED産業発展の機会と挑戦」について、活発な議論を行いました。
議論は原材料の応用、産業チェーンの構成と配置、フレキシブルディスプレイ技術の方向性、端末市場の将来的発展などに始まり、専門家と参加者が次々にそれぞれの意見を述べました。
パネルディスカッション
中国OLED産業発展の機会と挑戦
パネリスト:液晶分会副秘書長 胡春明
5月18日、JOLED、旭硝子、JXTGをはじめとする30社以上の日系企業は、稼働を開始したばかりのVisionox(固安)第6世代フルフレキシブルAMOLED生産ラインを訪問し、見学しました。
日本代表団がVisionoxで記念撮影(上)
生産ライン見学(下)
展示ホールで、Visionox副総裁・金波氏の説明に傾聴
その後、日本代表団は、固安福朋酒店で「日中企業対面会」に参加。
ディスプレイ産業チェーンの企業同士が対面してコミュニケーションを図ることにより、国際交流及び産業チェーン上川と下川企業間における協力などを促進するための基礎を築きました。
日中企業と参加者との相互交流
当フォーラム及び誘致対接会に参加した日本企業は次のとおりです。
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AGC旭硝子株式会社
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日本電気硝子株式会社
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凸版印刷株式会社
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大日本印刷株式会社
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株式会社SCREENホールディングス
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長州産業株式会社
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東レ株式会社
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出光興産株式会社
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三井化学株式会社
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三菱化学株式会社
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JXTGエネルギー株式会社
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株式会社カネカ
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有機光エレクトロニクス実用化開発センター
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株式会社ダイセル
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パナック株式会社
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ハイケム株式会社
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協立化学産業株式会社
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株式会社日立ハイテクノロジーズ
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伊藤忠商事株式会社
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双日株式会社
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カンケンテクノ株式会社
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日立NEOMAXエンジニアリング株式会社
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三国商事株式会社
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恵和株式会社
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東京エレクトロン株式会社
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エーケーティー株式会社
日本メディア:
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日本経済新聞社
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日経BP社
日本代表団がフォーラム会場にて記念撮影
参加した日本企業の方からは、「今回のOLED大会参加を通して、Visionoxなど業界の著名企業と踏み込んだ議論をすることができ、非常に有意義であったと共に大変勉強になった「ディスプレイ業界全体の発展促進のために、業界内で更に多くの交流活動が今後行われることを希望する」等のコメントを頂きました。