第12回中国国際自動車商品交易会(略称:CIAPE)が本日、上海虹橋ナショナルコンベンション&エキシビションセンターで開催されました。 世界の自動車産業の川上・川下業者の製品がここに一堂に集まりました。JDIは、この国レベルの自動車産業チェーン商品取引イベントがより多くの潜在パートナーとの商品取引、協力関係を築ける機会となることを望んでいます。
JDIは世界的車載ディスプレイ製品のリーディングカンパニーとして、長年にわたり市場を牽引してきました。今回の貴重な製品プロモーションの機会を逃したくありません。
JDIは、CIAPEにバックミラー、CID、ワイド曲面ディスプレイなど、さまざまなタイプの車載ディスプレイ製品を搭載したコックピットを展示しました。 大画面、マルチディスプレイ、曲面、インタラクティブなど最新トレンドばかりです。
中でも、大画面とマルチディスプレイの流行は顕著です。JDI展示のコックピット内のほとんどの車載ディスプレイは、10インチ以上です。例えば10.2インチのタッチセンサー内蔵ディスプレイ、12.3インチのワイドディスプレイ、16.7インチのCID等です。
バックミラーのサイズだけは10インチ未満ですが、従来と比べると9.5インチバックミラーは大画面の部類に入るでしょう。しかもまだ車載ディスプレイのサイズは大型化しそうです。すでに48インチサイズを搭載した車もあります。
大画面は車載ディスプレイ市場の規模を大きくします。マルチディスプレイもまた一段と市場拡大させるでしょう。これまで車内のディスプレイ数は多くて2つか3つでしたが、価格が下がり、技術の進歩につれ、車載ディスプレイの数量もどんどん増えていくでしょう。
現在、JDIコックピット内では既に6台のディスプレイを使っています。 「HUD(ヘッドアップディスプレイ)」、電子リアミラー、カーナビなど車載ディスプレイ製品の登場により、将来、車内に搭載するディスプレイ製品数が10以上になるでしょう。
さらに、これらの車載ディスプレイは、単に視覚的なものにも、人とコンピューターをつなぐUIにも、音声認識、ジェスチャー認識、顔認識、タッチパネル、操作ボタン等のユーザーインターフェース技術を使えるかもしれません。JDI展示のコックピットにある10.2インチ車載モニターには、このタッチパネルと操作ボタンの技術が集約されています。
スマホの普及により、タッチパネル操作は人々の日常となったインタラクティブ技術で、車載ディスプレイにも標準装備となるでしょう。しかし、実際には操作ボタンも不可欠です。運転中の視線は前方の道路状況に向ける必要があり、直接ボタン操作することは画面確認のための視線移動を減らし、運転の安全性を保てます。
このほか、JDIのコックピットにあるワイドディスプレイは注目です。曲面なのです。 現在のフレキシブルディスプレイの車載機器への応用事例はまだ多くありません。 曲面ディスプレイは、より多くの空間デザイン性と技術的な美をもたらしてくれます。JDIが曲面ディスプレイを車載に応用するのも今後を見据えたものです。将来、フレキシブルOLED技術が一段と飛躍すれば、車載ディスプレイ市場においてもより期待あるものとなるでしょう。
車載ディスプレイは、小型中型パネル市場で2番目に大きな市場であり、すべてのディスプレイメーカーはこのビジネスチャンスを逃しません。 近年、車載ディスプレイ産業の市場競争は激しく、市場でのランキングは頻繁に入れ変わっています。しかしJDIは常にトップを独走しています。 IHS Markitは、今年のJDI車載ディスプレイの出荷目標は2800万個で、依然として市場をリードしていると述べています。
JDIはすでに車載ディスプレイ事業を経営重点項目としており、今後もこの事業は伸びていくでしょう。JDI車載ディスプレー事業(車載パネル)の執行役員Holger Gerkens氏によると、2020年にはJDI車載ディスプレイ事業の収益が1600億円に増加し、2022年末までに年間10%以上の伸びで増えていく見込みです。
弊社は、JDIがCIAPE展示会に参加するため、特別装飾ブースの設営とメディア対応のセッティングに協力しました。