「熊本産業復興博覧会（KUMAMOTO EXPO 2024）」が2月28日に熊本市のグランメッセで開催されました。この2日間にわたるイベントは、熊本県で初めて開催され、災害後の創造的復興を推進し、「日本の半導体新拠点」という壮大な目標を実現することを目的としています。
開幕式には、熊本県知事の蒲島郁夫氏や台湾高雄市副市長の羅達生氏などのゲストが出席し、この革新的なイベントのスタートを共に見届けました。
会場には、熊本、国内外、そして台湾から集まった270社の半導体関連企業が参加し、約1万人の来場者が訪れました。SONY、TOK（東京応化）、東京エレクトロン（TEL）などの大企業が熊本工場の最新技術を積極的に展示しました。
中でも最も注目を集めたのは、熊本県に設立された台積電の子会社であるJASMです。JASMの熊本県での第一工場は今年2月24日に開業し、2024年末までに第二工場の建設を開始する予定です。2027年には量産体制に入り、主に6nm、7nm、40nmのプロセス技術を提供する計画です。
日本は今後、九州、東北地方、北海道を中心とした三大半導体拠点を形成する可能性がありますが、その中でも九州地域の積極的な発展が特に注目されています。台積電の熊本工場（JASM）はこの傾向を象徴する存在です。九州地域は豊富な水資源を持ち、半導体産業の発展にとって重要な役割を果
熊本産業復興博覧会の成功は、熊本県の産業技術における新たな成果を示しただけでなく、日本の半導体産業の全面的な復興と発展に新たな活力を注ぎ込みました。グローバルなサプライチェーンで戦略的地位を占めるTSMC熊本工場は、九州ひいては日本全体の半導体産業が再生と革新の新時代を迎えたことを予感させます。